デバイスの利用状況を表示する

ユーザー役割に関連付けられている権限によっては、利用状況ページが表示されない場合があります。

デバイスの利用状況ページでは、デバイスで発生した以下のアクティビティの詳細を確認できます。

  • ユーザー認証イベント:

    • ログイン:ログイン画面にユーザー名とパスワードを入力することで、ユーザーが直接または遠隔でデバイスにログインすること。
    • ログアウト:ユーザーまたはシステムがデバイスからログアウトし、すべてのアプリケーションが閉じられること。
    • ロック解除:直接または遠隔を問わず、ユーザーがロック画面 (該当する場合) を取り消し、ログイン画面にパスワードを入力することでデバイスをアンロックすること。
    • ロック:ユーザーまたはシステムがデバイスをロックすること。ユーザーは引き続きデバイスにログイン中で、開いているアプリケーションはまだ実行中ですが、デバイスをロック解除するためにユーザー名とパスワードが必要です。
    • スリープ:ユーザーまたはシステムがデバイスをスリープモードにすること。ユーザーは引き続きデバイスにログイン中ですが、すべてのアクションは一時停止されています。
    • 起動:ユーザーまたはシステムがデバイスをスリープモードから起動すること。
    • シャットダウン:ユーザーまたはシステムがデバイスを再起動する、またはデバイスの電源を切ること。

    このページでは、アクティビティは個別のイベントとしてタイムスタンプとともに表示されます。

    Chromebook デバイスに適用されるアクティビティは、ログインとロック解除のみです。

    デバイスのオペレーティングシステム、電源設定、アクティビティタイプ、デバイスの電源を切るために使用した方法によっては、異なるイベントが表示される場合があります。例えば、Windows デバイスを再起動し、パスワードを使用してロック解除した場合、ログアウト、シャットダウン、およびロック解除イベントが記録されます。Mac デバイスを再起動し、パスワードを使用してロック解除した場合、シャットダウンおよびログインイベントが記録されます。

    ハードリセット (電源ボタンの長押しによるデバイスの再起動) を使用してデバイスを再起動した場合、ログインイベントのみが記録されます。

  • デバイスアクティビティ: デバイスの利用状況を、24 時間の期間中のアクティビティの分数で表示します。

    Windows または Mac デバイスは、ロック解除されていれば使用中とみなされます。アクティビティは、スクリーンセーバーが表示されたとき、モニターの電源がオフになったとき、あるいはデバイスがロックまたはシャットダウンされると停止します。

    Chromebook デバイスは、ディスプレイがアクティブな場合 (灰色表示でない場合) に使用中とみなされます。アクティビティは、ディスプレイが灰色表示である、デバイスがスリープしている、ロックまたはシャットダウンされると停止します。

    なお、デバイスが予期せずシャットダウンした場合、最近のアクティビティは保存されます。

利用状況ページは、アクティブなデバイス利用状況ポリシーがあるデバイスにのみ適用されます。

デバイス利用状況ポリシーのアクティベーション日以降に発生したデバイスの利用イベントのデータが利用できます。ポリシーを有効にした後、利用状況ページでデータを確認できるようになるまで、少なくとも数日お待ちいただくことになります。また、以下の点にも注意してください。

  • ログアウトとロックのアクティビティをキャプチャするには、デバイスが Secure Endpoint Agent バージョン7.23 以降を実行している必要があります。

  • スリープ、起動、およびシャットダウンアクティビティをキャプチャするには、デバイスが Secure Endpoint Agent バージョン8.0 以降を実行している必要があります。

デバイス利用状況データは、その日の始まり ( ローカルデバイス時間 サーバー時間とは逆に、デバイスのローカルタイムゾーンで表した日付と時間。コンソールでは、ローカルデバイス時間はデバイスから収集された利用状況データと、一部のデバイスアクションリクエストのスケジュール設定時に適用されます。の 00:00) に毎日アップロードされます。

デバイスのデバイス利用状況情報を表示するには:

  1. 結果グリッドの最初の列にリンク付きデバイス識別子が表示される任意のページ (デバイスエリアのすべてのデバイスページなど)で、表示したいデバイスのリンクをクリックします。ページのヘッダーに、デバイスに関する概要情報が表示されます。

  2. 利用状況タブをクリックします。

    このページは、デバイスのログイン、ログアウト、ロック解除、およびロックイベントそれぞれについて、グリッド形式で情報を示します。情報は日付 (24 時間周期) ごとに集約されます。

    24 時間ごとにデバイスの画面がロック解除された合計分数が、日付の隣にアクティビティの分数として表示されます。

  3. 日付をクリックすると、その日に起こったイベントを確認できます。このセクションを展開すると、各イベントについて、次の情報が表示されます。

    列 説明
    イベントのタイムスタンプ (ローカルデバイス時間) ユーザーイベントの日付と時刻 (デバイスのローカル時間)
    アクティビティのタイプ

    ユーザーが実施したアクティビティのタイプ

    可能な値は次のとおりです。

    • ログイン
    • ログアウト
    • ロック解除
    • ロック
    • スリープ
    • 起動
    • シャットダウン

    ログインとロック解除イベントは Chromebook デバイスにのみ適用されます。
    BSSID

    イベント発生時のデバイスの接続先であるワイヤレスローカルエリアネットワーク (WLAN) の MAC アドレス

    イベント発生時にデバイスに WLAN 接続がなかった場合、BSSID 列は空欄になります。

    この列は Windows および Mac デバイスにのみ適用され、位置情報サービスがデバイスで有効になっている必要があります。位置情報サービスの有効化については、Windows または Mac のマニュアルを参照してください。
    SSID

    イベント発生時のデバイスの接続先であるワイヤレスローカルエリアネットワーク (WLAN) を一意に識別する識別子またはネットワーク名。

    イベント発生時にデバイスに WLAN 接続がなかった場合、SSID 列は空欄になります。

    この列は Windows および Mac デバイスにのみ適用され、位置情報サービスがデバイスで有効になっている必要があります。位置情報サービスの有効化については、Windows または Mac のマニュアルを参照してください。
    ローカル IP イベント発生時のデバイスのローカルインターネットプロトコル (IPv4 および利用可能な場合は IPv6) アドレス。
    パブリック IP イベント発生時のデバイスのパブリックインターネットプロトコル (IPv4 および利用可能な場合は IPv6) アドレス。
    Active Directory の組織単位

    イベント発生時にデバイスが関連付けられていた Active Directory の組織単位の識別名。

    識別名は右から左に読み、オブジェクトのフルパスを含みます。例:

    CN=Mary Smith,OU=従業員,OU=マーケティング,OU=Miami,OU=現場,DC=ABC社,DC=com

    この列は Windows および Mac デバイスにのみ適用されます。
    ユーザー名 アクティビティに関連付けられたユーザー名

    デバイスのオペレーティングシステム、電源設定、アクティビティタイプ、デバイスの電源を切るために使用した方法によっては、一部の情報が利用できない場合があります。この場合、Secure Endpoint Console にはデータなしと表示され、データをエクスポートするとフィールドは空欄になります。

  4. 結果はイベントのタイムスタンプで降順にソートされています。別の列ごとに結果を並べ替えるには、該当する列の標題をクリックします。並び順を入れ替えるには、列のヘッダーを再度クリックします。アイコンから、リストが昇順 または降順 であることがわかります。

デバイスの利用状況データを、CSV、Excel、または XML 形式でエクスポートできます。もっと見る